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エア下僕のねこ部屋

いつか下僕になる日を夢見て理想のご主人様を描き続けるエア下僕の画像置き場

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頚椎の続き。下面図。
 
これがどうにも資料が少なく立体構造をうまく表現できない。後日良い資料が見つかったら修正を入れるかも知れない。(既出の図面にもすでに修正が入ってたりする。)
 
 
 

 
 
 
頚椎の下面をリサーチしていて?となったのは、第3~第6頚椎の最下部にある奇妙な形の突出(中心線上にあるのではなく左右に並んでいる)である(左右外側への突出(これは前回の上面図のほうがわかりやすいかも)ではない)。
以下は側面図の修正版で、赤で囲んだ部分が問題の突出である。
 
 

 
 
 
これの形状や構造がよくわからず作図するにあたってネックとなったが(首だけに)、機能面で言うと、おそらく食道や気管のようなホース状の器官の位置をある程度固定するためのものではなかろうか。
四足歩行型の哺乳類は、頭をもたげると頚椎が背中側に反り返って弓なりに曲がる。その時、頚椎の前(のど側)にある食道や気管のような弾力性のある細長い器官は、固定されていないと頚椎の左右どちらかにグリッと移動してしまいかねない。そうならないようにするための押さえの突出なのだろうと思う。
 
ヒトの頚椎には左右方向への突出はあるが(横突起と言う。穴が開いていて椎骨動脈が通っており、この血管の留め具のような役割があるようだ)、のど側への大きな突出は見られない。
ヒトは猫などの四足歩行動物に比べ相対的に首(頚椎)が短いので、可動範囲の限界まで首を曲げても気管や食道に問題が起きるような影響はない。そのため、これらの器官の位置を固定するような骨格構造は必要ではなかったと思われる。
 
 
 
 
頚椎の下面もそうだが、猫の各椎骨の個別の形状、構造が詳しくわかる資料はほとんどない。以下はヒトの第1、第2頚椎を示した図である(側面図と背面図)。
 
 

 
 
 
第1頚椎は環椎とも呼ばれ、その名の通り環状の形をしている。中央の穴は、頭蓋骨から出てくる脊髄を通すためのものである。
頚椎は下方にいくほど脊髄を通す穴が後方へ移動し、各椎骨の間に椎間板が挟まれるようになる。
頭蓋骨の脊髄を通す穴(大後頭孔)の周りには、丸っこい突出がある(後頭顆)。環椎はこの突出と接して、うなずく動作を可能にする関節を成している。
 
第2頚椎は軸椎とも呼ばれ、前方上部に軸状の突出がある(歯突起)。この突出が上の環椎にはめ込まれ、頭部が左右に旋回する動作を可能にする。
 
 
頚椎の基本構造(設計思想と言うべきか?)はたぶん、ほとんどの哺乳類で共通であろうから、猫の頚椎にも環椎、軸椎の構造があるのだろうと思う。
 
 

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