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エア下僕のねこ部屋

いつか下僕になる日を夢見て理想のご主人様を描き続けるエア下僕の画像置き場

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手間取りつつ頚椎の続き。今回は上面図。
 
 
 

 
 
 
猫の第1頚椎には左右に、第2頚椎には後方に翼状の大きな突起が見られる。ヒトの頚椎にも突起はあるが、猫のそれほどには目立たない。
他の四足歩行型哺乳類には猫と同様の突起が多く見られる一方、不完全ながら二足歩行が可能な霊長目の動物はヒトと同様な形状であることが多い。
猫の大きな突起は、おそらく斜め前方に突き出した頭部を支えるための筋肉と関係のある構造なのだろう。猫などの四足歩行動物は、頭部を持ち上げた状態でいるためには首周りの筋肉をしっかり働かせ続ける必要があるはずだ。
 
ヒトは縦に立てた背骨の上にバランスよく頭蓋骨(頭部)を乗せる構造になっており、正しい姿勢でいれば頭部を支える筋肉の力は比較的少なくて済む。そのため、頚椎に特別大きな出っ張りが必要になるような筋肉は発達しなかったと考えられる。
 
 

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パーツごと詳細図は頚椎からスタート。
 
 
 

 
 
 
ほとんどの哺乳類の頚椎は7個で構成され、猫も同様である(おそらく唯一と言っていい例外はナマケモノである)。
同じ哺乳類であっても頚椎以外の椎骨(背骨)の数は種によって差異があり、なぜ頚椎に関してはヒトだろうがキリンだろうが7個に限定されるのか、興味の湧くところである。
ナマケモノだけが例外と言う点に、何かヒントがあるのかも知れない。
 
 
 
猫の骨格の作図は、複数の資料を参照・検討しながら作業しなければならないため、時間がかかりそうです。
 
 

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前回修正したシルエットから全体骨格図を再作成。
 
 
 

 
 
 
 
これをシルエットに当てはめてみたものと、前回作図したもの(下)との比較。
 
 

 
 
 
最初に作図したものでも、シルエットなしだとそれほど違和感を感じない。猫の骨なんてそうそう見かけるわけでもないようなものは、どういう感じであれば正解なのか、脳内に基準がなく比べようがないからだと思う。
 
 
 
改めて資料を再確認しながら新しいシルエットに合うように描いてみると、いろいろ不整合が出てすっかり手間取ってしまった。描いたこともなければ普段見慣れているわけでもないものを、まんま模写でなく、と言って勝手に頭で想像するのでもなく、実物を正確に描写するとなると、これはガチのマジで難しい。利き手でないほうの手で字を書こうとする時のような苛立ちが絶えない。
 
 
とは言え、生きた猫にしてもその骨にしても、実物を目の前にして作業できる立場にない以上、余分な手間ひまをかけてでも画像の資料を元手に描いていくしかあるまい。
 
 

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最初に作図した全体骨格像を生前復元したら、またおかしな生き物が現れそうになったので、再検討してみた。
 
 
 
件の謎の生き物。↓
 
 

 
 
 
どうもこれはまともな猫っぽく思えないので、まずは一般的な猫のシルエットを考えてみることにした。
 
とは言え、実際の猫は個体や品種によってプロポーションに大きな隔たりがあり、しかもヒトの場合のような「理想のプロポーション」とされる基準もない。
また、直立状態をひとつの基準ポーズにできるヒトに対して、猫はどんな姿勢を基準にするべきかも悩ましい。四本足で普通に立つところまでは良しとしても、頭部をどの位置に持ってくるのが標準的と言えるのか、ヒトのようにまっすぐ足を伸ばして立っているわけでもなくどれぐらい曲げているのがデフォなのかなど、考えれば考えるほどわけがわからなくなってくる。
 
 
いろいろ画像を検討した結果、大体こんな感じでいいじゃなかろうかと妥協したシルエットがこちら。↓
 
 
 


 
 
 
謎の生き物(ピンク)との比較。↓
 
 
 

 
 
 
念のためざっくり生猫に復元してみたら、こんな感じに。↓
 
 
 

 
 
 
毛並みの表現を徹底していないこともあり、何となく違和感があるが仕方がない。
猫の筋肉のデータなんて骨以上に少ないし、しかも猫はモフモフたる毛があってなんぼの生き物だし、そのうえ猫の皮膚はけっこうだるんだるんだという事実もある。
省略(デフォルメ)して描くにしてもどの要素をどう略するかという問題もあり、上の図のような中途半端な省略加減になると、どうしても違和感が残る。
 
 
骨格、筋肉、皮膚、体毛の兼ね合いあっての猫の外観を描くのは、一般的に思われているよりずっと難しいと思う。
 
 

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さて全体骨格像はなんとか描いてみたものの、実はちょっとした懸念がある。
 
 
以前、頭蓋骨の図面を最初に作図した時、それを元に生前の状態を復元してみたら、何か、地球上には存在しなさそうな生き物が現れたことがある。
 
今後、各部分の詳細を検証していくにあたって、最初の全体図はそのガイドとなる重要な図面であるが、もし復元してみて実は猫でない生き物の骨格でしたなどということになっては目も当てられない。
 
というわけで、とりあえずシルエットだけでもと復元してみることにした。
 
 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
うーん…。
 
いとをかし。(誤用)
 
 
 
早くも見直しの必要がありそうだ。
 
 

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気がつけば1ヶ月以上放置。あなおそろしや。
 
 
かねてからの懸念事項の解決もままならず、その一方で生活の根幹にかかわる問題が降って湧いてその対処に追われたため、にっちもさっちもいかない状況だった。
どれもこれも道半ばであるが、なんとかこちらの作業も進めていきたい。
 
 
 
 
さて新たなお題は、骨格研究の続きである。以前頭蓋骨の研究をして一定の成果を上げることが出来たので、模写の次なる段階であるオリジナルのスキルを会得するためにも、全身の骨格の研究は必須だと思った次第である。
構造的にはわりと固定的な頭部に対し、「流体」ではないかとまで疑われる猫の体の謎も、この研究を通じていくらか解明できるのではないかと期待している。
 
 
とは言うものの、比較的資料に恵まれている頭蓋骨に対し、それ以外の骨に関してはとにかくデータが少ない(人間のはなんぼでもあるけど)。画像の多かった頭蓋骨でさえ、それらを元に実際の立体構造を把握するのは困難を極めたのに、乏しい資料から全身の立体構造を理解するのは至難の技だと思うが、力の及ぶ限りやっていきたい。
 
 
 
とりあえず、骨格全体のイメージを掴むため、あちこちの資料を参照して全体側面図を描いてみた。
 
 
 

 
 
 
つぎはぎしながらざっくり描いたものなので、ディテールが甘いだけでなく不正確な描写も含まれていると思う。これから部分ごとに考証して、最終的に統合して正確な全身骨格を仕上げる予定である。
 
 

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猫が飼いたくても飼えない欲求不満のエア下僕。
モフモフな猫が描きたい。
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